立花新風体
5月8日
立花新風体のお稽古でした。
ケムリソウが咲いてきたので喜んで持っていったらいけてるうちにだんだんと水が下がる...スイシューつけても復活しない...。早く取りすぎたことが原因のようです。葉っぱは元気なのですがけむりの部分はどんどん柔らかくなっていく。もっとカサカサしてから収穫するほうが良いみたい。
沖縄シャガの花が珍しいと思って持っていきましたが生けてる間にしぼんでくる。一日花のようです。可愛いけど儚いお花です。
作品のメモ
立花とは、時間と空間を一瓶の上にあらわすもの。
空間は、上段の花材を大きく使って、その中で生きた空間、生きていない空間を見極め、どのように扱うか。生きた空間の中の魅せ方。
時間としては、花材の質感。正風体では木草の分類。同じ花材でも苔がついていたり、色が変わっていることで時間の経過を感じる。
立花とは、相対の世界。大きな世界(上段)を際立たせる小さな世界(下段、水際)。特に水際付近では同じような色ばかり用いてもぼやけてしまう。美しさが際立たない。色の濃淡、質感(艶感など)の違い、花材そのものの性質や使い方を対比させて調和させていく…。
前回の中研で立花新風体に撃沈し、また一から教えていただきました。水際のヒューケラ、それに似た色でウーリーブッシュなどを用いて新緑の感じでキレイダナーなんてぼんやりしていたら、本当に作品がぼんやりしたものになっていました。先生にイブキやヒバを入れていただいて、色の濃淡がはっきりして水際がしまりました。
線のものを二枚使うにも印象の違いが。特にヤブランは、上が長く下が短いとゆったりとした感じに、逆だと締まった印象に。慣れた使い方ばかりではなく色々と挑戦してみないといけないです。
立花新風体、難しい・・・!
花材
・ケムリソウ
・ユウギリソウ
・シモツケソウ
・タテシマフトイ
・沖縄シャガ
・ニューサイラン
・ニゲラ
・ゴールデンスティック
・斑入りヤブラン
・木の皮
・サルビア(濃い色の正真のようなものが良い)
・ヒューケラ
・ベゴニア
・イブキ
・ヒノキ